• 資料番号052188

資料名「りっちもんど丸」海難鑑定書

東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「りっちもんど丸」海難鑑定書関係の資料について整理し概要調査した結果を示す。

検索ID
キーワード
りっちもんど丸、ときわ丸、衝突事件、海難鑑定書
資料作成時期 1965年1月~7月(昭和40年1月~7月、一部は昭和37年)
内容概説 大同海運貨物船「りっちもんど丸」(9,547GT)が、昭和38年2月26日午前1時過ぎ、神戸港和田岬灯台南方で、鳴門・阪神間旅客船「ときわ丸」(238GT)と衝突した。りっちもんど丸の損傷は軽微であったが、ときわ丸は沈没して旅客40人、乗組員7人が死亡した。夜間航行中の「ときわ丸」の乗客は仮眠中であったために多数の遭難者を出す結果となった。海難審判は、主として「りっちもんど丸」船長の職務上の過失によるが、「ときわ丸」側の過失も一因とした。ここに収録する資料は、東大元良誠三教授による、「りっちもんど丸」の衝突前後のコースレコーダー記録による鑑定書と、その関連資料である。なお本海難事件の詳細については、リンクファイル「052188参考資料「機船りっちもんど丸機船ときわ丸衝突事件」」(海難審判所ホームページ)」を参照されたい。
内容・解説 収録資料はリンクファイル「052188資料リスト」による。番号1と2は、東大元良誠三教授が東京高等裁判所からの依頼により作成したもので、「りっちもんど丸」の衝突前後のコースレコーダー記録(時刻と船首方位)から同船の操船操舵状況を推定したものである。番号5は、上記鑑定よりも以前に、東京商船大の庄司・岩井両助教授により作成された鑑定書(手書き原稿)であって、操船操舵とコースレコーダー記録との差異を指摘している。この鑑定書は弁護士の依頼によるものとの記載があるが、その目的などは不明である。また、番号1、2の鑑定書との関連性も不明である。
リンク
ファイル
052188資料リスト(PDFファイル)
052188参考資料「機船りっちもんど丸機船ときわ丸衝突事件」(海難審判所ホームページ)

ページの一番上へ