資料名タイガー計算機
製作年代 | 1965年 |
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製作者 | タイガー計算器株式会社 |
形式 | 製造番号309609、ダイアル桁数:10x11x20 |
寸法 | 本体寸法 : 幅(可動部分左一杯に出した状態):430、 (可動部分右一杯):373, 奥行:(レバー先端から)170,高さ:135mm 外装寸法 : カバーは布製につき本体とほぼ同じ |
材質 | (本体)鋼製、(カバー)布製 |
タイガー計算器は、大阪にあった大本鉄鋼所の大本寅治郎により大正8年に開発に着手、4年の歳月ののち大正12年完成した 手回し、歯車式の計算機である。
当初は虎印と称したがのちに「タイガー」に改名。
開発経緯、歴史、使い方などはタイガー計算器株式会社を引き継いだ「株式会社タイガー」のHPにある「タイガー手廻し計算器資料館」に掲載されている。
因みに同社の現在の業務はトラックのタコグラフその他ソフトの販売である。
造船との関連では販売初期の大正13年に呉海軍工廠がいち早く3台を購入したとされている。
造船設計の排水量計算などでは算盤とともに有力なツールであった。
ハンドルを回す賑やかな音、除算の時に出るチンという音は当時の設計室の音風景であった。
電卓、コンピュータの導入とともに姿を消し、1970年に製造が終了したといわれる。
本機は寄贈者の知人が研究上の統計計算に用いていたもので、モデルとしては最終モデルの一つ前のものである。