日本鋼管株式会社の創立(1912年(明治45年))から1942年(昭和17年)の創立三十周年までの社史

目次と内容概略

序文:創業者 白石元治郎による創業時の思いと今後への期待が、創業者ならではの言葉で語られている。

編者の言葉:小島精一の編者としての意図、気持ちとして、創業者への尊敬の念、社員に伝えるべき企業理念、戦時体制に入った編集期近の記述制約への無念さ、 などが述べられている。 概略は以下の通り

第一編 日本鉄鋼業の発展と吾社の役割:日本の歴史的背景と独立企業として日本の製鉄業に及ぼした効果を示す。

第二編 吾社三十年の奮闘史:
第1章;創立の経緯、創業者の人物像を詳述、第2章;創業時の工場の建設など、第3章;第一次世界大戦時の発展、第4章;戦後の反動と関東大震災による恐慌への対応、第5章;合理化工作、第6章;更生・躍進時代の高炉建設など、第7章;銑鋼一貫体制の整備、第8章;支那事変による好況、第9章;鶴見製鉄造船会社との合併、について記述されており、最後に第二編の結びとして「洋々たる前途」と題し三十年間の歴史が総括的に概説されている。

第三編 工場及製品:継目無鋼管の専業企業として新しい技術に取り組んできた内容を示し、各工場の概要を記す。

第四編 組織及施設:定款、役員、職制、従業員、更生施設などについて記す。

第五編 経理:資本金や損益率などの統計資料、関係事業の説明。

述懐 ー創業満三十周年に際してー

巻末付録(年譜、統計図表、統計表、本社および工場所在地一覧表)

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