• 資料番号171009

資料名竣工記念絵はがき 「シーガル2」

船名 シーガル2
船主名 船舶整備公団・東海汽船(株)
造船所名 三井造船(株)玉野事業所
船種 旅客船(軽合金製半没水型双胴船/SWATH)(三井SSC)
製作年代 1989年(平成元年)12月13日
製作者 三井造船(株)玉野事業所
寸法 170mm x 110mm

1)竣工:1989年(平成元年)12月13日

2)主要目:
全長=39.31m、垂線間長=33.70m、型幅=15.60m、型深さ=6.80m、満載喫水=3.25m、総トン数=567T、主機=三菱MTU 16V396TB84ディーゼルエンジンx4基 (2,680×4 BHP) 2軸、最大速力=30.6kts、航海速力=27.5kts、旅客定員=410名、熱海~伊豆大島航路

3)陸上交通機関の高速化に対応して離島航路の高速化のニーズも高いが、外洋航路での在来の小型旅客船で定時運行は困難なため、三井造船では半没水型双胴船の研究開発を行い、1977年(昭和52年)に実験艇「マリンエース」を建造して各種性能・船体強度等を確認し、その結果をもとに1979年(昭和54年)に本船型としては世界初の実用船として「めいさ80」を建造して各種確認試験等を行った(「めいさ80」はその後1981年(昭和56年)に東海汽船に引き渡され、熱海~伊豆大島航路の高速旅客船「シーガル」として運航された)。本船「シーガル2」は「シーガル」の就航実績を踏まえ、その後の研究開発をもとに建造された新世代の半没水双胴型高速旅客船で、就航当時は半没水型双胴船としては世界最大であった。

4)半没水型双胴船または小水線面積双胴船(SWATH)とは、造波抵抗の要因となる喫水線付近が絞り込まれている船体であり、波浪が高い場合や高速での航行時の安定性が高い船型で、1938年にカナダ人のFrederick G. Creedによって発明された。三井造船では、同社開発の半没水型双胴船を「三井SSC」(Semi-Submerged Catamaran)としている。

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