資料名抵抗試験用木製模型:くれない丸模型(バルブなし)
関西汽船の瀬戸内海航路高速客船くれない丸は、基本計画着手が昭和31年12月、新三菱重工神戸造船所で昭和34年8月起工、昭和35年2月竣工。 航海速力18ノット。 実船の垂線間長さは 80m、幅 13.4mで、東大水槽での試験では垂線間長さ 1mと 2.5mの模型が使われた。
くれない丸の船首には小型のバルブが付いているが、それを除いた主船体がこの2.5mの模型船。 東大水槽実験は昭和35年7月に行われ、5.5m模型による運研目白第1水槽での実験は昭和35年8月に行われた。
2010.09.15~2011.04.30に神戸大学海事博物館で開催された「造船資料保存委員会」 第2回展示会「波なし船型の研究 と “くれない丸” における大型球状船首の実船試験」で この2.5mのくれない丸の模型を展示する際に、船首バルブを複製し、同時に展示した。