資料名「原子力船」関係資料
東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「原子力船」関係の資料について整理し概要調査した結果を示す。
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原子力船、原子力船調査会、原子力船安全部会、原子力船「むつ」、サバンナ号 |
資料作成時期 | 1967年~1975年(昭和42年~50年) |
内容説明 | ・原子力船の全般的な検討は昭和32年頃から始められた。委員会の主催は原子力船調査会で 昭和32年に集中的に行われた。(資料 0407~0461) ・原子力船の安全性については昭和35年から38年頃、運輸技術審議会原子力船安全部会にて船体区画、損傷時復原性について検討された。(資料番号サブナンバー0301~0304) ・原子炉の安全性に関する検討は昭和42年に行われた。(資料番号サブナンバー0201~0206) ・原子力船の操縦性、運動性能、復原性などについての模型試験は昭和42年に行われた。(資料番号サブナンバー0401~0403) ・原子力第1船の原子炉設置許可申請書の作成は昭和42年に行われた。(資料番号サブナンバー0101~0114) ・DWT 45,000トン型原子力油槽船(資料番号サブナンバー0404~0405)や 5,000総トン原子力推進航海訓練船(資料番号サブナンバー0407)なども検討された。(昭和37年、34年) ・アメリカの原子力商船のサバンナ号については、昭和39年から40年頃の資料が収められている。 (資料番号サブナンバー0501~0505) サバンナ号は、総トン数 12,220 トン、長さ 182m、巾 23.8m、乗員 184名、速力 21ノット、原子力燃料は3年に1度交換 とある。 ・我が国の原子力商船は石川島播磨重工業(株)東京第二工場にて建造された。 起工:昭和43年11月27日、進水:昭和44年6月16日で、昭和49年9月に原子力航行試験が行われたが、微量の放射線漏れがあったため長期間係留され、平成8年(1996年)8月、原子炉が撤去された。 要目は、総トン数 8,242 トン、長さ 130.46m、巾 19.0m、深さ 13.2m、 最大速力 17.7 ノット、定員 80名、主機関:加圧軽水冷却型原子炉、出力 36,000kW、 10,000馬力。 |
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