• 資料番号052203

資料名「日聖丸実船試験最終報告書」関係資料

東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「日聖丸実船試験最終報告書」関係の資料について整理し概要調査した結果を示す。

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キーワード
日聖丸実船試験、実船試験報告書、試験水槽試験委員会
資料作成時期 1952年(昭和27年)
内容説明 日聖丸の冬季北太平洋ににおける実船試験は、昭和26年度運輸省試験研究補助金により、昭和26年12月26日より27年5月13日の129日間に行われた。主体は試験水槽委員会日聖丸実船試験実行委員会で、そのメンバー10名が乗り込み、船の速度、推進器回転数、中間軸トルク(軸馬力)、舵角、縦揺れ、横揺れ、上下揺れ、船首揺、船体の数カ所における応力変化、などを風および波の状況と共に同時計測した。全計測回数154回、貴重な資料と経験を得ることが出来た。
この実船計測に対応する模型試験ならびに風洞試験は、これに引き続いて行われ、両者の比較を含めてSR-1として取り纏められた。
ここに収録されている報告書はSR-1の前半に相当する実船試験に関する試験水槽委員会に対する報告書ならびに関連するもののみであるが、おおよそ下記のような物を含んでいる。

A: 手書き、青焼の最終報告書(署名者は乾崇夫氏)ならびにアルバム2冊、クリアファイル1冊 (議事録、報告など)
B: 上記の原稿、原紙
C: 記録紙などを纏めたもの
D: 日聖丸の図面(リストはリンクファイル「052203図面リスト」に掲載)
E: 補助金申請書、予算などに関する資料
(資料全体を通してサブナンバーを付けリストを作成した。リンクファイル「052203資料リスト」参照)

Aは当時の努力の跡を示す貴重な資料であるので、劣化を懼れてTIFFでコピーを作成した(詳細は、リンクファイル「資料調査報告(No.21:「日聖丸実船試験報告書」参照)。
結果としてデジタル媒体に収録したので容易にウエブ発信可能である。
コピーを撮った物のリストならびに所在は同じ[052203資料リスト]に掲載した。
参考資料:この実船試験については[052203資料リスト]に記載の参考資料がある。このうち当時の実行委員会委員長菅四郎氏の「航海性能に関する日聖丸実船試験の概要」については、リンクで閲覧可能とした(リンクファイル「052203参考資料」参照)。

リンク
ファイル
052203資料リスト(PDFファイル)
052203図面リスト(PDFファイル)
052203参考資料「航海性能に関する日聖丸実船試験の概要」(PDFファイル)

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