• 資料番号052234

資料名貨物船図面

東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「貨物船図面 」について整理し概要調査した結果を示す。

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キーワード
貨物船、東大船舶工学科、復原性能、運動性能
図面作成時期 1947年~1966年(昭和22年~41年)
内容概説 東大旧船舶工学科より寄贈された図面のうち、ここでは貨物船について記述する。
貨物船の図面は19隻分あり、一般配置図等の基本図と復原、操縦性に関する図面が多い。研究室がこれらの図面の提供を造船所に依頼した経緯は、復原性基準の検討、操縦・運動性能の研究、Anti-Rolling Tank検討などのためであったと推定する。
また建造時期は昭和23年から昭和42年にわたっており、船の大きさは 590DWT から 13,600DWTまである。 
内容・解説 ・「使用目的」:図面の中にある送り状より、これらの図面は復原性能、運動性能の研究のため東大が提供を依頼したと思われる。また水槽試験を行うための模型製作に供されたものもあったと思われる。
・「図面」:図面としては、一般配置図、線図及び船体寸法表、排出量等測線、中央横截面、外板展開、復原力曲線、船尾骨材及び舵などが多い。
・船名(船主/建造所):1)日光丸(日之出汽船/NKK鶴見)、2)東鳳丸(東邦海運/西日本重工長崎)、3)日邦丸(日産汽船/NKK鶴見)、4)千早山丸(日本機船/三菱横浜)、5)高尾山丸(三井船舶/三井玉野)、6)霧島丸(西日本石炭/名古屋造船)、7)浅間丸(旭海運/NKK清水)、8)大和丸(山下近海/NKK清水)、9)船名不明(—/NKK清水)、10)船名不明(—/NKK清水)、11)秋葉山丸(三井船舶/三井玉野)、12)ねばだ丸(—/川重神戸)、13)ふろりだ丸(川汽/川重神戸)、14)諾威丸(ノールウェイ丸)(—/—)、15)摩耶山丸(三井船舶/三井玉野)、16)松戸山丸(三井船舶/三井玉野)、17)紅葉山丸(三井船舶/三井玉野)、18)船名不明(ーーー/三井玉野)、19)DEFIANT(エンピリコス/三井玉野)。

・上記の船を引き渡しベースでみると、昭和20年代 10隻、昭和30年代 7隻、昭和41~42年 2隻。
・船の大きさで見ると 昭和20年代  590–10,220DWT, 昭和30年代 12,000–13,600DWT、昭和41~42年 10,500–12,000DWT となっている。

詳細はリンクファイル「052234図面リスト」を参照のこと。

リンク
ファイル
052234図面リスト(PDFファイル)

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