資料名アムスラー インテグレーター
製作年代 | 昭和33年3月31日購入とあるのでその頃 |
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製作者 | AMSLER |
使用時期 | 昭和33年3月31日~昭和40年頃 |
形式 | No.627/514 |
寸法 | T字型短辺 250mm×45mm(幅)×35mm(厚さ) T字型長辺 基部~先端490mm、 平行部幅 80mm、 先端の三角部幅 175mm、 厚さ 5mm トレースアーム 基部~先端 350mm、幅 基部16mm、先端10mm、厚さ5mm |
材質 | 金属製塗装仕上げ。 トレースアームは鋼製ニッケルメッキ仕上げ。 |
1.アムスラー製積分器、 取扱店 玉屋。 木箱にTAMAYA Co.,LTD の銘板あり。
本品は新しいタイプ。 メートル法が採用されている。
2.積分器: 任意の曲線図形の面積、モーメント及び2次モーメントを器械的に測定しうる器具。 アムスラーの発明。 本体、レール(溝)のついた鋼製直線定規及びレールと図形の軸との間隔を一定に保つ間隔指示片(distance piece) 2本で一組になるが本器の場合レールは失われている。 写真に写っているレールは他器のものを流用した。
3.測定手順:
(1)図形の軸とレールを間隔指示片2本で平行に定置する。
(2)本体基部の裏側にある車輪をレールの溝に置く。 これにより測定器本体の中心(トレースアームの回転中心)は常に図形の軸上を移動することになる。
(3)トレース針を図形周囲上の1点に置き面積転輪, モーメント転輪, 2次モーメント転輪の読みをとる。
(4)トレース針を図形の周囲に沿って時計の針の廻る方向に一巡して元の点に戻った時に再び各転輪の読みをとる。
(5) (3)、(4)の読みの差に、次項に記載する乗数を掛ければ面積、モーメント、2次モーメントを求めることが出来る。
4.トレースアームにはトレース針を入れるところが3箇所ある。 先端がNo.1で基部から350mm、 No.2が150mm、 No.3が50mmのところにある。 本体にそれぞれの点に対する乗数が記されている。
5.原理については 大串雅信著 理論船舶工学(上巻) 海文堂 に詳しい。