• 資料番号007455-0002

資料名手用測程儀(手用測程具)

船舶工学便覧第3分冊17篇18章「航海用具、属具及び備品」による解説:

手用測程具は船速を計る器具で、ログ・シップ及びログ・ラインより成る。ログ・シップは扇形の木片でその三隅に脚線を付し、海中に投じたとき板が円辺を下にして直立するように重量を付す。ログ・ラインは10乃至15粍の編組約120米をリールに巻く。船の長さの約2/3の位置に白布を付し、それより1.442米の等間隔に節を設け、航走中一定時間にログ・ラインが何節繰り出されたかを数えて船速を計る。本器は9ノット以下の低速力の計測に用いられる。

甲板部教科書附図「航用器械」の図「手用測程儀(ハンド・ログ)」:

写真4にそのコピーを示す。測程儀、扇形板、測線、砂時計の写真、「水中における扇形板の状況」解説図などが描かれている。
本品は上記全体構成の一部であり、扇形板などは失われている。

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