資料名造船協会会報付録
各「造船協会会報」(本会記事や講演論文・寄稿論文を掲載)の追加論文集として、「造船協会会報第七号」(明治42年4月発行)以降、「造船協会会報付録」が発行され始めた。
この「造船協会会報付録」は第一号(1909年(明治42年)11月発行)から第五号(1914年(大正3年)4月)まで発行された。翌年(1915年)からは「造船協会雑纂」と改称され、内容は造船技術・学会・業界関係情報誌となり、1951年(昭和26年)まで発行が続けられた。
この「造船協会会報付録」第一号から第五号は、データベースサイト「J-STAGE」(科学技術情報発信・流通総合システム)には登録されておらず、この未登録分の内、造船資料委員会が原本を所蔵する下記巻号の全文をここに掲載する。
・造船協会会報付録:第一号から第三号
・造船協会会報付録:第五号
尚、原本は旧字体(旧漢字)であるが、読み易さおよび本サイト内キィワード検索等を考慮して、下記の表題や目次は新字体(新漢字)で表示している。
造船協会会報付録 第一号
資料番号:124187
発行年月:1909年(明治42年)11月
(「造船協会会報」第七号(明治42年4月発行)の追加論文集として発行)
[論文]
・螺旋推進器効率研究法について
・明治四十一年英国造船所職工同盟罷工顛末概況
・往復動の機関と「タービン」とを併用せる汽船「オタキ号」の成績
・The Voyages and Trials of the “Lusitania” and “Indomitable” Class
・The Whirling of Shafts
・Strikes in the Shipyard Trade
造船協会会報付録 第二号
資料番号:124188
発行年月:1910年(明治43年)12月
(「造船協会会報」第八号(明治43年4月発行)の追加論文集として発行)
[論文]
・最も適当なる螺旋推進器寸法の決定法について
・更に模型螺旋推進器実験の結果について
・航行する船舶とこれに接近する他物との間に行る吸引力及び反発力の消長、また潮流及び風圧の影響について
・汽船「モニトリア」について
・工業用材料並びに機械の検査および試験について
・The Possibilities of The Hydroplane
・On The Theory of Labyrinth Packing
・Motion of Projectile in a Resisting Medium
・Tables of Details of Fishing and Commercial Motor Vessels
造船協会会報付録 第三号
資料番号:124189
発行年月:1911年(明治44年)10月
(「造船協会会報」第九号(明治44年4月発行)の追加論文集として発行)
[論文]
・船舶に応用すべき回転儀(ジャイロスコープ)
・海上における動揺抑止用水槽の試験成績
・海洋航行船におけるディーゼル機関
・舶用機関における過熱蒸気
・ガスにて推進すべき最初の航洋貨物船
・浮起重器の発達
・軽量合金(ジュラルミン)について
・各国海軍新艦表(明治44年1月~6月進水の分)
造船協会会報付録 第五号
資料番号:124192
発行年月:1914年(大正3年)4月
(「造船協会会報」第十ニ号(大正2年11月発行)の追加論文集として発行)
[論文]
・近代軍艦の発達
・海軍工作船
・米国海軍における艦艇機関について
・香取丸構造概要
・発動機船みやこ丸
・船用油機関
・船舶動揺軽減水槽
・キャビテーションの起因