• 資料番号052260

資料名「水中翼船、ホーバークラフト」関係資料

東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「水中翼船、ホーバークラフト」関係の資料について整理し取り纏めた結果を示す。

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キーワード
 水中翼船、Hydrofoil、ホーバークラフト
資料作成時期 1958年~1972年(昭和33年~42年)
内容説明 水中翼船(Hydrofoil)は船腹より下に装備された水中翼により、推進時、浮上させ水の抵抗を減らすことのできる船で、1900年代には、イギリス、イタリアなどで、開発されていた。日本では、1960年代に導入され、客船として近海、瀬戸内海などで運行された。

ホーバークラフトは、船体下部に設けられたエアスカート部に空気を送り込み船体を浮上させて走行する船で、イギリスで1877年頃開発されたが、波浪や強風などに弱く、また保守面で費用が多くかかる等のため余り普及はしなかった。日本では1967年(昭和42年)、九州の天草航路に採用され、1970年代には脚光を浴びたが、2008年(平成21年)には民間定期航路は全てなくなった。

上記のように、我が国で水中翼船やホーバークラフトが導入されたのは、1960年(昭和35年)、1967年(昭和42年)なので、調査は1958年(昭和33年)頃から始められている。
収蔵資料には、運輸省からの研究委員会への参加、委員会開催依頼などの書簡や実際運航するに当たっての波浪に対する安全性、安定性、法的な問題、各国の実績などの調査結果が含まれている。収蔵する資料の詳細はリンクファイル「052260資料リスト」に示す通りである。

リンク
ファイル
052260資料リスト(PDFファイル)

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