資料調査報告(No.1) 2009年10月発行「電気部 装備機器の変遷」

船舶に装備される電気関係の機器は種類が多くまた技術の変化も激しいので、それらを多数集め保存保管するのは場所の問題もあり現実的ではない。 そこで、ここでは各メーカの資料や古いカタログ、またハンドブックや技術雑誌に掲載された広告等から機器の影像を採集し、それに簡単な解説を加えることにより、技術の変遷を見られるような形にまとめようと試みてみた。 正確な技術史とは云えないが、ここ50年の技術の流れが捉えられるようなものになれば幸いと思う。

目次

1.動力・配電システム

  1. 1-1.発電機
  2. 1-2.電動機
  3. 1-3.配電装置 (1)主配電盤 2)集合始動器盤)

2.照明システム

  1. 2-1.居住区照明
  2. 2-2.デッキ照明 (投光器、探照灯など)
  3. 2-3.船灯、信号灯
  4. 2-4.その他 防爆灯など

3.航海システム

  1. 3-1.レーダ
  2. 3-2.ジャイロ・コンパス及びオート・パイロット
  3. 3-3.測程儀、ログ (1) 曳航ログ 2) 圧力式ログ 3) 電磁ログ 4) ドップラー・ソナー及びログ)
  4. 3-4.磁気コンパス
  5. 3-5.ロラン受信機
  6. 3-6.オメガ受信機
  7. 3-7.NNSS
  8. 3-8.GPS受信機
  9. 3-9.無線方位測定機
  10. 3-10.音響測深機
  11. 3-11.舵角計
  12. 3-12.回転計
  13. 3-13.風向風速計
  14. 3-14.時計
  15. 3-15.電子海図表示システム(ECDIS)
  16. 3-16.ブリッジ・コンソール

4.通信システム

  1. 4-1.電話装置 (1)無電池式電話 2)共電式電話 3)自動電話)
  2. 4-2.エンジン・テレグラフ
  3. 4-3.船内指令・操船指令装置

5.無線システム

  1. 5-1.無線装置 (1999年以前)
  2. 5-2.GMDSS (Global Maritime Distress and Safety System)
  3. 5-3.気象模写受信機 (Weather Facsimile)
  4. 5-4.船舶自動識別装置 (AIS),航海情報記録装置 (VDR)

6.計装システム

  1. 6-1.機関部コンソール
  2. 6-2.警報・監視システム (データ・ロガー)
  3. 6-3.コントロール・ルーム

7.その他

  1. 7-1.スイッチ、レセプタクルなど
  2. 7-2.接続箱
  3. 7-3.ブレーカ

参考文献

  1. 1) 船舶電気工学 便覧 (昭和45年4月1日 初版発行)
  2. 2) 無線工学ハンドブック
  3. 3) 船用電気品の変遷 (西芝電機 資料)
  4. 4) 配電盤・始動器およびその構成機器の技術的変遷(Ⅰ)(寺崎電気 資料)
  5. 5) 配電盤・始動器およびその構成機器の技術的変遷(Ⅱ)(寺崎電気 資料)
  6. 6) 自動化計装(監視・警報)装置の変遷 (寺崎電気 資料)
  7. 7) 航用測器学 東京高等商船学校教授 井関 貢 編
  8. 8)GMDDS GUIDE (古野電気 資料)
  9. 9)舶用機関計画 便覧
  10. 10) O社の無線小史
  11. 11) 基本航海計器 米澤弓雄 著 (海文堂 昭和47年5月26日 刊)
  12. 12) 船舶無線艤装 熊田浚一 著 (成文堂書店 昭和54年2月28日 刊)
  13. 13) フルノ60年史 知恵と創造の物語

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