「全国工業高等学校造船教育研究会 会誌」 全文公開について

造船資料保存委員会は、我が国の高校における造船教育の歩みを広く皆様に知って頂くために、「デジタル造船資料館」において「全国工業高等学校造船教育研究会 会誌」(以下:造教研会誌と略す)の各号全文を掲載・公開することに致しました。

全国工業高校造船教育研究会は全国の高校造船教育の連絡協調と造船教育の振興を目的に、昭和34年(1959)11月に加盟校17校で発足しました。 造教研会誌1号の発行は研究会発足4年後の昭和38年(1963)であり、以降今日まで毎年発刊されている会誌であります。

造船資料保存委員会は、この研究会の定例研究協議会への参加などを通じて高校造船教育の経過と現況を調査して来ました。 平成23年(2011)現在の研究会加盟校は3校であります。 昭和49年(1974)の最盛期加盟校18校に較べると誠に残念な状態になっていることを認識しました。 しかし、このような状態にも関わらず造教研会誌が今日まで48年の間、途絶えることなく継続されてきたことは、ひとえに研究会関係諸氏のご努力によるものと言わねばなりません。

この会誌は活動報告のほか、加盟校に関する統計資料なども掲載されており、高校造船教育の変遷・現状を知るための好個の資料であります。

この造教研会誌の公開については、研究会事務局、研究会加盟校と当委員会の間で種々の協議を重ねた結果、「デジタル造船資料館」に全号・全文を原本の姿で掲載し公開することが適当であるということで合意しました。 最近号までの掲載は完了しましたので、以後 最新号を追加掲載とします。

本公開資料を閲覧された皆様から、造船教育に関する回想・ご意見・期待などを当ホームページへ投稿頂ければ幸いであります。