製図用具セット

船の設計・製図用に使用された製図用具一式(コンパス、定規、テンプレートなど)で、ビニールケースに入れられている。

T定規

製図作業に使用する定規で、直線や直角の線引きに使用する。

本体は木製だが線引きする個所はプラステイック製になっている。定規約30本が木製の収納箱に入っている。

曲線定規

造船製図には曲線部分が多くある。それを描くにはバッテンとウエイトおよびプラスティック曲がり定規などもあるが、最も簡便なものはこの木製もしくはプラスティック製の曲線定規(またの名は雲形定規)である。

いろいろな曲線を含んだ定規があり、その中から適したものを選んで使う。従って一般には何枚かセットになっている。本品は大小2つの箱にそれぞれ入ったものである。

フートポンド/メートリック換算尺

外国船の設計に使用する数値の単位(Inches/cm, Feet/m, Pounds/g, Quarts/lit.)が容易に換算できる換算尺(フートポンド単位をメートリック単位へ換算、またはメートリック単位をフートポンド単位へ換算)。

換算単位:
(1) Inches ←→ cm (黄色丸窓)
(2) Feet ←→ m (橙色丸窓)
(3) Pounds ←→ kg (赤色丸窓)
(4) Quarts ←→ Liters (青色丸窓)

使い方例:7inchesをcmに換算する場合
表面パネルをスライドして、INCHES-CENTIMETERSの丸窓(黄色丸窓)のヘヤーラインを上側スケール(INCHES)の「7」に合わせる→下側のスケール(CENTIMETERS)のヘヤーライン位置=17.8cmが換算値を表す。

型板(矢印、ほか)

図面上に矢印、三角形、ひし形、記号、マーク等を画く場合に使用する型板。

スケール(5枚折込式)

各縮尺(1/15、1/20、1/25、1/30、1/40、1/50、1/75、1/100、1/125)のスケールを5枚に分け、ケースに折込めるスケールで、かさばらず手軽に使用できる用具である。

スケール(フィート・インチ用)

外国船の設計図はフィート・インチの縮尺で表されているため、メートルへの換算に手間がかかる。

本品は、スケールの上で換算表示された目盛を使ってメートル法で読み取ることができる物差しである。

現図用バッテン

このバッテンは造船所の現図作業に使用されていたものである。

現図作業とは船体線図の形状・寸法を現図場の床に写し、実寸展開する作業を言う。

バッテンとはこの局面展開作業に使用する細長い可撓型の木製定規のことである。

この床上の形状に従って木型を製作し、その木型によって外板などの切断・曲げ作業を行う。

縮尺現図

造船の現図は当初は現尺で現図場で製図するのが一般であったが、戦後縮尺でフェアリング作業を行う方式が開発された。これに伴って工業高校における実習も縮尺現図で実施するようになった。ここに示す現図は1/10縮尺で書かれており、用紙は当時は「マイラー」と呼んでいたが、これは1950年代にデユポンが世界で初めて工業化に成功したPETフィルムで、主として包装用に用いられた商品の名前である。日本ではテトロンフィルムの名前で帝人などが作っていた製図用フィルムが使われていた。

ハンド式風速計

本品は手持ち式の風速計の表示部である(風速センサーは付属していなかった。頂部に差し込みの穴がある。)

目盛りは、0~22m/secで、30秒間の平均風速を表示する。

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