日本近世造船史(明治時代)

(1)1897年(明治30年)4月に創立された「造船協会」(現、日本船舶海洋工学会)において、近世における造船技術の進歩の変遷を記録しておくことは造船家の任務であり必要なことであるとして造船史の編纂が企画され、創立翌年の1898年(明治31年)12月に「造船史編纂趣意書」(下記PDF参照)が決議されて資料の収集が開始された。1906年(明治39年)10月には造船史編纂を委員会組織により実施することになり、「日本近世造船史」(明治時代)として1911年(明治44年)1月に発行された。本書の内容は基本的には明治初頭から明治40年までの記録となっている。また、本書は1911年(明治44年)2月に明治天皇へ献納されている。

(2)「日本近世造船史」(明治時代)の内容概要は次の通りである(詳細は下記PDF「目次」参照)。

第一編 海外交通とその影響および結果
第二編 帝国海軍
第三編 帝国海商
第四編 造船教育
挿入図:第1図~第186図

(3)本書別冊として「日本近世造船史付図」(明治時代)があり、各艦船の一般配置図、中央横断面図、主機関図が収録されている(第1図~第63図)。

(4)本書の全文PDFが国立国会図書館デジタルコレクションに登録されている(下記書籍名をクリックしてリンク)。

「日本近世造船史」(明治時代)全文PDFへリンク

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造船史編纂趣意書
目次

日本造船技術百年史

(1)日本造船学会(現、日本船舶海洋工学会)は1897年(明治30年)に造船協会として創立され、1997年(昭和42年)に創立100周年を迎えた。その記念事業の一つとして「日本造船技術百年史」の編纂が企画された。本書は、日本造船学会の百年間の活動を軸として日本造船技術百年の発達の足跡をふりかえり、それを記録に残し後世に伝える役割を担うものである。

(2)「日本造船技術百年史」の内容概要は次の通りである。本書は、1895年(明治28年)から1995年(平成7年)までの100年間を5つの時代に区分して第Ⅰ部から第Ⅴ部とし、各部において性能、強度、建造、設計、機関、海洋技術の分野別に章立てした構成になっている(詳細は下記PDF「目次」参照)。

日本造船学会の沿革
第Ⅰ部 日本造船技術の揺籃期1895年~1910年(明治28年~明治43年)
第Ⅱ部 日本造船界の勃興期1910年~1930年(明治43年~昭和5年)
第Ⅲ部 帝国海軍時代と太平洋戦争1930年~1945年(昭和5年~昭和20年)
第Ⅳ部 世界一の造船国への道1945年~1970年(昭和20年~昭和45年)
第Ⅴ部 技術立国の造船技術1970年~1995年(昭和45年~平成7年)
第Ⅵ部 年表
第Ⅶ部 写真集

目次

(3)参考図書
日本船舶海洋工学会は、創立120周年(1897年(明治30年)造船協会創立)記念事業の一環として、創立100周年時に出版した「日本造船技術百年史」以降の20年間の技術動向および学会事業について記録するため、「船舶・海洋工学技術史(1996~2015)」を編纂・発行した(2017年(平成29年)3月31日発行)。
本書全文が日本船舶海洋工学会ホームページに掲載されている(下記よりリンク)。

船舶・海洋工学技術史(1996~2015)

昭和造船史 第2巻(戦後編)

(1)日本造船学会(現、日本船舶海洋工学会)は1897年(明治30年)に造船協会として創立され、1967年(昭和42年)に創立70周年を迎えた。その記念事業の一つとして「昭和造船史」が編纂・刊行された。
造船協会(当時)は先に「日本近世造船史」(明治時代)(1911年(明治44年)1月発行)と「日本近世造船史
大正時代」(1936年(昭和11年)12月発行)を編纂・刊行しており、「昭和造船史」はこれらに続くもので、昭和時代における我国造船技術の進歩と造船業が経験した苦悩と繁栄の事実を正しく後世に伝えることを目的としている。

(2)「昭和造船史」は、「昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)」(1977年(昭和52年)10月発行)と「昭和造船史 第2巻(戦後編)」(1973年(昭和48年)11月発行)から成っているが、第1巻(戦前・戦時編)は戦争で散逸した資料が多く、刊行は第2巻の方が早かった。

(3)「昭和造船史 第2巻」は戦後(昭和20年8月~昭和42年末)を対象とし、その内容概要は次の通りである(詳細は下記PDF「目次」参照)。
第1部 造船技術
第2部 造船業と造船政策
第3部 漁船
第4部 艦艇
第5部 教育機関・研究機関および各種団体等

目次

昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)

(1)日本造船学会(現、日本船舶海洋工学会)は1897年(明治30年)に造船協会として創立され、1967年(昭和42年)に創立70周年を迎えた。その記念事業の一つとして「昭和造船史」が編纂・刊行された。
造船協会(当時)は先に「日本近世造船史」(明治時代)(1911年(明治44年)1月発行)と「日本近世造船史
大正時代」(1936年(昭和11年)12月発行)を編纂・刊行しており、「昭和造船史」はこれらに続くもので、昭和時代における我国造船技術の進歩と造船業が経験した苦悩と繁栄の事実を正しく後世に伝えることを目的としている。

(2)「昭和造船史」は、「昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)」(1977年(昭和52年)10月発行)と「昭和造船史 第2巻(戦後編)」(1973年(昭和48年)11月発行)から成っているが、第1巻(戦前・戦時編)は戦争で散逸した資料が多く、刊行は第2巻の方が早かった。

(3)「昭和造船史 第1巻」は戦前・戦時(昭和の初めから昭和20年8月)を対象とし、その内容概要は次の通りである(詳細は下記PDF「目次」参照)。
第1部:総説
第2部:一般船舶
第3部:漁船
第4部:艦艇

目次

船の歴史 第2巻 近代編(船体)

(1)本書は、「船の歴史 第1巻 古代中世編」の続編で、「船の歴史 第2巻 近代編」として19世紀以降の船の発達の跡を辿るものである。
近代に入って造船材料の変化(木材から鉄材に、さらに鋼材に)、船型の大型化、推進方式の変遷(帆から蒸気機関へ)、建造法や安全対策の進化等々各方面において革命的な変化がみられるため、説明の便宜上、船体・動力・諸設備等の各方面に区分するのが適当として、本第2巻では船体に関して述べている。

(2)「船の歴史 第2巻 近代編」の目次(内容概要)は次の通りである。

Ⅰ.船の材料
1.木船
2.木鉄交造船
3.鉄船
4.被覆船
5.鋼船
6.コンクリート船
7.軽金属船

Ⅱ.船の構造
1.船体構造の変遷
2.木船構造の改良
3.鉄鋼船構造の発達
4.二重底及び水槽
5.船体の構造方式
6.材料の接合
7.特殊構造
8.船体の強さ

Ⅲ.船の形態
1.船体
2.船首尾
3.上部構造
4.船の形態の変遷

Ⅳ.船の安全
1.船体の構造
2.満載喫水線
3.水密区画
4.防火区画

Ⅴ.船の大きさ
1.船の大きさ
2.船の積量
3.船の大きさの推移
4.船腹の推移

付録:汽船の発達史上有名な船の要目(1)

船の歴史 第1巻 古代中世編

(1)本書は、古代から中世における船の発達の跡を辿るもので、各時代に沿ってその時代の船の出現経緯や船の材料・形・構造・動力等について、挿絵・写真等を入れて解説したものである。

(2)「船の歴史 第1巻 古代中世編」の目次(内容概要)は次の通りである。

Ⅰ.船の起源
1.船
2.船の起り
3.筏 船
4.刳(えぐる)船
5.皮 船
6.縫合船
7.構造船
8.船の材料と動力

Ⅱ.西洋の船
1.エジプト時代
2.フェニキア時代
3.ギリシア時代
4.ローマ時代
5.北欧の初期時代
6.11世紀及び12世紀
7.13世紀及び14世紀
8.15世紀及び16世紀
9.17世紀
10.18世紀

Ⅲ.日本の船
1.古代
2.大和時代
3.奈良時代
4.平安時代
5.鎌倉時代
6.室町時代
7.安土桃山時代
8.江戸時代

日本近世造船史 大正時代

(1)造船協会(現、日本船舶海洋工学会)は1911年(明治44年)1月に「日本近世造船史」(明治時代)を発行したが、その後の我国造船業の進歩発達は著しく、殊に世界大戦中における大飛躍のような造船史上特筆すべき多くの出来事があったことに鑑み、1923年(大正12年)4月に「日本近世造船史」の続編を編纂することが決定された。編纂は「日本近世造船史」(明治時代)と同様に委員会組織で行われ、途中関東大震災に見舞われ資料収集に困難を来たし編纂事業の繰り延べがあったが、1935年(昭和10年)12月に「日本近世造船史 大正時代」として発行されるに至った。本書の内容は明治末期から昭和初年までの記録となっているが、大正13年以後の記事には精粗・長短がある。

(2)「日本近世造船史 大正時代」の内容概要は次の通りである(詳細は下記PDF「目次」参照)。
第一編 帝国海軍
第二編 帝国海商
第三編 造船教育および研究機関
第四編 雑
挿入図:第1図~第86図

(3)本書別冊として「日本近世造船史 大正時代 付図」があり、各船舶の一般配置図や主機関図が収録されている(第1図~第53図)。

(4)本書の全文PDFが国立国会図書館デジタルコレクションに登録されている(下記書籍名をクリックしてリンク)。

「日本近世造船史 大正時代」全文PDFへリンク

「日本近世造船史 大正時代 付図」全文PDFへリンク

目次

 

「試験設備・実験設備」関係資料

東京大学旧船舶工学科が所蔵し、造船資料保存委員会に寄贈された各種資料のうち、「試験設備・実験設備」関係の資料について整理し取り纏めた結果を示す。

検索ID
キーワード
動揺試験装置、原子動力実験装置、造波装置、試験水槽
資料作成時期 主に1955年代~1965年代(昭和30年代~40年代)
内容説明 東大船舶工学科安定性能研究室にて保管されていた「試験設備・実験設備」関係資料の種類は、仕様書、図面、取扱説明書、検定記録などであるが、設備毎にその内容には精粗がある。
資料は下記の資料番号サブナンバーに分類した。
詳細はリンクファイル「052266資料リスト」を参照のこと。

サブナンバー 資料の分類名
-0001 東大動揺試験装置(原子力工学科向)
-0002 東大原子動力実験装置
-0003 東大宇宙研走行試験設備
-0004 船研造波装置
-0005 三菱造船造波装置
-0006 東大船舶航海性能試験水槽
-0007 試験水槽関連設備
(振子式動揺計、パンダグラフ式動揺計、強制ヨーイング装置、運動性能水槽曳航台車、などに関する資料であるが、断片的であり、相互の関連性は不明である)
-0008 取扱説明書及びカタログ類
-0009 道具類取扱説明書
リンク
ファイル
052266資料リスト(PDFファイル)

大阪商船「おりおん丸」写真集

1)主要目

Loa x Lpp x Bmld x Dmld x dmld = 215.70m x 204.00m x 30.40m x 15.80m x 11.84m, 総トン数=27,906T, 載貨重量=49,209t, 主機=新三菱クロスコンパウンド蒸気タービンx1基(連続最大出力:18,500SHP), 満載航海速力=16.5kts, 船級=NK

2)本船概要

自己資金船。本船は大阪商船(株)の油槽船部門進出の第1船であり、船舶の経済化・高性能化に伴う自動化・合理化促進の傾向に鑑み、種々の自動化・合理化を採用し、甲板部・機関部・事務部の人員を計約10名減らしている。操舵室配置は船舶自動化の見地より360°の視界を得るように円型操舵室を採用している。

大阪商船「へいぐ丸」写真集

1)主要目

Loa x Lpp x Bmld x Dmld x dmld = 156.13m x 145.00m x 19.40m x 12.50m x 9.18m, 総トン数=9,295T, 載貨重量=12,148t, 主機=三菱神戸スルザー6RD90型ディーゼル機関x1基(連続最大出力:13,000BHP), 航海速力=18.2kts, 旅客=4名, 船級=NK

2)本船概要

第16次計画造船。へいぐ丸型同型船(へいぐ丸、のうほうく丸、たこま丸)の第1番船。はどそん丸型に引き続いて建造された大型貨物船で、主機を大出力のSulzer 6RD90型とした。

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