• 資料番号089003

資料名『 航跡 』 船匠(たくみ)たちから次代への伝言

日本船舶海洋工学会の前身である関西造船協会が2002年に創立90周年を迎えた時、その記念事業の一環として記念誌「航跡」が刊行されました。
この記念誌はその名 「航跡」 のとおり、多くの先輩技術者達が船舶建造に関する技術を積み重ねてきたその足取りを、その当人たちの生の話として 書き留めた技術開発苦労話、技術進歩の辿った「跡」、として纏められたものです。
詳しくは、当時の関西造船協会小野靖彦会長が書かれた最初の 「刊行にあたって」をお読みいただければ、纏められた意図が良く理解されます。

この記念誌 「航跡」 を後世に残すために電子媒体にしておいた記念誌を、「デジタル造船資料館」に 広く公開することにしました。 皆さんが時折々にお読みいただくと、何かしらの示唆があるのではないかと思っております。

最後に、この原稿を書かれた多くの先輩達に、今は鬼籍に入られた先輩達にも、心から敬意を表すものです。

本文 (pdf ファイル)

表紙 pdf 00
関西造船協会創立九十周年記念誌「航跡」の刊行にあたって 関西造船協会 会長
小野靖彦
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目次 pdf 02
戦後復興期
船舶輸出の黎明期 -ある営業マンの回想- 花房 博 pdf 11
生産設計ことはじめ 高武 淳夫 pdf 12
船型試験水槽の思い出 潜水船研究の追憶から 田中 拓 pdf 13
水槽試験の変遷 岡本 洋 pdf 14
佐野安のおやっさん 佐野川谷安太郎翁 三宮 一泰 pdf 15
川筋の造船屋 名村源之助翁の足跡 杉山 和雄 pdf 16
現場一筋 藤永田の高岡卓郎 布施 秀三 pdf 17
船主と造船所間の永遠の協力を 山名 俊茂 pdf 18
苦闘期
ロンドン事務所駐在記 谷 道夫,藤田 實 pdf 21
大阪川筋造船所での進水 道浦 忠輝 pdf 22
三井千葉設計の誕生から超自動化船の設計まで 宮脇 直樹 pdf 23
新工場管理よもやま話 大野 道夫 pdf 24
造船黄金期の造船所建設と稼動 大野 伊左男 pdf 25
ルール検討委員会の歩み 服部 陽一 pdf 26
関西船舶流力研究会(KFR)32年 姫野 洋司 pdf 27
造船設計便覧 -協会の歴史を飾る出版- 田中 一朗, 浜野 和夫, 片山 信,中村 一郎, 塙 友雄, 小野 正,吉川 長一郎 pdf 28
川筋四社協議会 中野 毅, 山川 正彦 pdf 29
メインエンジンに関すること 松浦 昇 pdf 30
ちりもつもれば -戦後の造船現場技師たちの記録- 小沢 尚介 pdf 31
モナコ語録 間野 正己 pdf 32
ウィーン水槽苦闘記 松浦 一 pdf 33
船殻工作-現図、誤作、精度のことなど 藤野 宏 pdf 34
造船小史 末長 一志 pdf 35
船の大型化と共に 榎本 圭助 pdf 36
発展期
自動車専用船(PCC)の開発について 亀谷 日出彦 pdf 41
日本初の新造客船誕生に寄せて 小林 幹弘 pdf 42
ケミカル・液化ガス運搬船の揺籃期 岡本 富保,桂 豊 pdf 43
改造船工事を成功に導いたもの 藤村 洋, 納谷 徹, 南波 壯八 pdf 44
コンテナ船建造に関わって 小林 幹弘 pdf 45
高速艇開発の思い出 加納 正義 pdf 46
始まりはボート屋さん 木原 和之 pdf 47
海洋基本設計の体験談 杢中 勝 pdf 48
海洋構造物、未知との遭遇 岸本 昌法 pdf 49
船舶機関部の推進システムの回顧と展望 島本 幸次郎 pdf 50
想い出すままに -コンピュータの40年- 川口 博 pdf 51
CAD/CAM開発に捧ぐ 守屋 洋之助 pdf 52
ある船級検査員の体験記 野口 三郎 pdf 53
ISO/TC8(船舶および海洋技術)のことをふりかえる 田口 賢士 pdf 54
アメリカの大学で研究と講義を続けて40年 江田 治三 pdf 55
反省期
日本造船業の盛衰と今後 南崎 邦夫 pdf 61
造船業 やり残してきた課題 石原 康世 pdf 62
大学における技術者教育私論 野本 謙作, 金 士洙 pdf 63
若者よ海に向かってはばたけ 宮﨑 晃 pdf 64
編集後記 創立90周年記念出版委員会
委員長 三宮 一泰
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著者一覧 pdf 04

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